私のクライアントさんには、個人事業主の方やほぼ一人法人といった形態の方も多いです。
私自身もそうですが。身軽ですし、余計な事を考えずにシンプルに仕事ができますよね。
でも、建設業特有の問題が一つあります。書類関係です。
税務関係なら税理士さんに投げてしまうことができます。それも毎年確定申告や決算という「締め切り」があって、外部の第三者も定期的にかかわってくれるので、ちゃんと書類が整理される仕組みがあります。
ただ、建設業に関する日々の契約書や注文書の管理となると話は別です。
これらには税務のような「外からの強制力」が働くことはまれです。スーパーゼネコン等一部のコンプライアンスがしっかりしたところとしか取引しないのであれば別ですが、そうではないというのが実情です。そして、後回しになりがちです。
しかも、後回しにしていても、日々の仕事をしていくうえでは何も問題が起きません。
口頭や電話一本で仕事を受ける、「急ぎだから応援来てくれ」なんて頼まれて、あとでやろうとしていた書類整理は手つかずのまま。それでも困ることはほとんどありません。
問題が表面化するのは、許可を取ろうとしたときです。
実務経験を証明するのであれば注文書と請書、あるいは請求書などを揃えて提出することになります。ところが、「そもそもない」なんてケースは正直たくさんあります。経営業務の管理責任者としての経験も同じ。個人事業主として5年やってきて、さあ取ろうと思って、契約書がほぼないという相談もあります。
そういうことから、個人的には許可を取る前から定期的にサポートをしたいなと思っています。
注文書や契約書を用意する必要性、私の方で整理していくなど。
外部の事務員というイメージでしょうか。
別に行政書士に頼むのは許可を取る直前でなくてもいいと、少なくとも私はそう思って仕事をしています。実際今付き合いのある独立したての方も日々LINEで分からないことを聞いてくれるような、そんな気軽な関係を持っています。
軽微な工事の範囲で仕事をしている間から、将来の許可取得を見据えて。
何年も前から逆算で準備するというのもありだと思います。
この記事を書いた人
三澤 祐喜|三澤行政書士事務所(愛知県武豊町)
行政書士 / CCUS登録行政書士
産業廃棄物処理業者に10年以上勤めたのち、2024年に行政書士事務所を開業しました。建設業・運送業・廃棄物処理法・農地法が絡み合う現場の内側にいたので、書類だけを見ていては分からないことがあることを知っています。
このサイトの記事は、実際の案件で調べたこと、窓口で確認したことを、そのつど記録したものです。建設業許可を中心に、産業廃棄物・農地転用・運送業・古物商などの許認可を扱っています。
書類を作ることそのものが仕事だとは思っていません。許認可の壁を越えて、事業を前に進める役を引き受けたいと考えています。
愛知県行政書士会 知多支部|登録番号 第24191550号