宅建業免許を取得しようとする場合、「申請してからどのくらいで免許証がもらえるのか」「途中でどんな手続きがあるのか」が気になるところです。本記事では、愛知県知事免許を例に、手引きに示された申請から免許証交付までの流れを整理します。

1. 免許申請書の様式を入手する

まずは免許申請書の様式を入手します。愛知県の場合、都市総務課建設業・不動産業室のWebページから入手することができます。

2. 免許申請書の作成・添付書類の収集

免許申請書に必要事項を記入し、添付書類を取りそろえます。記入例を参考に作成することとされています。

3. 免許申請書及び添付書類の提出

免許申請書と添付書類について、あらかじめ一式副本(コピー可)を作成し、建設業・不動産業室の窓口に正副2部を提出します。なお、郵送での提出は受け付けられていません。

申請手数料は次のとおりです。

  • 窓口(紙)申請:33,000円
  • オンライン申請:26,500円

支払いには、愛知県収入証紙、または窓口でのキャッシュレス決済が利用できます。

4. 補正及び再提出(不備がある場合)

提出書類に不備・不足がある場合は、補正のうえ再提出することになります。

5. 受理

提出書類に不備・不足がなければ、窓口で正本が受理され、副本には受領印が押されて返却されます。副本は、申請したことの証明や、更新申請等の参考資料として、申請者側で保管しておく必要があります。

6. 審査

提出書類をもとに、新規の審査が行われます。審査期間の目安は、受理してから30日~50日程度です。主な審査事項は次のとおりです。

  • 宅建業法第5条に定める欠格事由の有無(宅建業法違反歴、犯罪歴、破産、制限能力、暴力団員該当など)
  • 常勤義務を課された者(代表者、政令使用人、専任の宅地建物取引士)の常勤性確保の有無
  • 事務所の状況

7. 免許の通知

審査を通過した申請者に対しては、その旨がハガキにより通知されます。

8. 営業保証金の供託、または保証協会への加入

免許の通知を受けた後、主たる事務所を所管する法務局にて営業保証金を供託します。供託後には「供託書」が交付されます。

宅地建物取引業保証協会(全国宅地建物取引業保証協会愛知本部、または不動産保証協会愛知県本部の2団体)に加入する場合は、県での審査中に並行して加入の準備手続を進めることとされています。加入後には「社員加入報告及び弁済業務保証金供託届出書」が交付されます。

9. 宅地建物取引業免許証の交付

次の書類等を窓口に持参します。窓口で必要な手続きが済み次第、免許証が交付されます。

  • 免許の通知(ハガキ)
  • 免許申請書の副本
  • 宅地建物取引業保証協会に加入した場合:「社員加入報告及び弁済業務保証金供託届出書」(原本)
  • 法務局に供託した場合:「供託書」(原本及びその写し)

なお、ここに記載されている内容のほか、免許の通知(ハガキ)に個別の指示等が記載される場合があり、その場合はその指示に従う必要があります。

まとめ

宅建業免許(愛知県知事免許)の取得は、申請書様式の入手 → 申請書作成・書類収集 → 窓口への提出 → 審査(30日~50日程度) → 免許の通知 → 営業保証金の供託または保証協会への加入 → 免許証の交付、という流れで進みます。

申請から交付まで一定の期間がかかるため、開業時期から逆算して、余裕をもったスケジュールで準備を進めることが大切です。